<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
   <channel>
      <title>Reo blog</title>
      <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/</link>
      <description>電通レイザーフィッシュ前社長、渡邊 竜介のブログ
</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Mon, 01 Mar 2010 17:48:50 +0900</lastBuildDate>
      <generator>http://www.sixapart.com/movabletype/</generator>
      <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 

      
      <item>
         <title>Greenwashing</title>
         <description><![CDATA[　先週、<a href="http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010021-0224.pdf">電通は「Dentsu グリーンウォッシュガイド」を発表</a>しました。ガイドブック本体は残念ながら社外秘とのことですが、環境領域を訴求したマーケティングコミュニケーション活動がますます活発化する中で、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0">グリーンウォッシュ</a>に関する意識を高めておくことは、広告販促に関わる人にとって、重要だと思います。

　米国のグリーンエージェンシーの<a href="http://sinsofgreenwashing.org/findings/greenwashing-report-2009/">TerraChoice社のレポート</a>によると、２００８年の米国主要雑誌の広告のうち環境訴求関連の広告（Green Ads）が１０％を超えたそうです。電通のレポートでも、日本でも急速に環境関連の広告が増えているようです。一方、環境分野は大変裾野が広いため、企業のある一つの活動が環境改善に貢献したとしても、それに関連する他の活動が環境破壊に関わっている可能性があります。またこうした判断自体も、日々変化しています。同時に地域、国によっても、判断基準が違っている場合があります。非常に難しい領域でもあり、その分うまく活用すれば、競争戦略上、大変強力な分野でもあると思います。
]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/03/greenwashing.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/03/greenwashing.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 01 Mar 2010 17:48:50 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>2009年日本の広告費</title>
         <description><![CDATA[　<a href="http://www.dentsu.co.jp/news/release/2010/pdf/2010020-0222.pdf">電通が2009年（平成21年）の日本の広告費を発表しました。</a>総広告費が5兆9,222億円で前年比88.5％、2年連続の減少だったようです。電通は本広告統計の集計方法を数年前に改定したので、直接過去と比較することができませんが、恐らく規模的には、1989年（平成元年）規模だったのではないでしょうか。ちなみに国内総生産（GDP）も前年比94.0％、2年連続の減少です。GDPの規模は、1991年から92年あたりの規模です。この数字をどう見るか。見方によっては、国内広告市場の落ち込みはGDPの落ち込みと連動したものであるといえますし、昨年の90％を割る落ち込みは、若干GDPの落ち込みを上回る広告離れが進んだ結果ともいえます。

　本発表で目を引く点は、インターネット広告が新聞広告を上回り、テレビに次ぐ第二のメディアになったこと。しかしながら、インターネット広告市場全体は前年比101.2％とほとんど伸びてはいないこと。大きく伸びているのは、モバイル広告と検索連動広告（特にモバイル検索連動広告）です。

　本インターネット広告市場は、広告制作費を含んでいますが、インターネット広告はその他の媒体広告と違い、広告制作だけでとどまることはなく、それに関連したウェブ構築やデータベース構築、戦略立案等、この費用に含まれない関連費用がかなりありますから、実際の市場規模は本発表よりもかなり大きなものでしょう。

　そうしたインターネット広告の中でも、モバイルシフトが非常に鮮明になってきたことも、我々自身の生活を振り返ってみると、明確ではないでしょうか。

　本発表では今後の広告市場については一切触れられていませんが、デジタルシフト、モバイルシフトは明らかでしょう。そのなかでも、スマートフォンや今後発売が加速するタッチパネルデバイスの急伸が予想されます。我々広告人にとって重要なポイントは、今後は単にスマートフォン向け、タッチパネルデバイス向けの広告を強化すればいいという単純なビジネスモデルは通用しないということです。現在i-Phoneの活況を見るとわかりますが、今後は位置情報やSNS機能等のアプリケーションがビジネスモデルの核となるでしょう。広告会社の戦略も、大きな発想転換が急務となります。

　まったく蛇足ですが、今日は平成22年2月22日。何とも言えず、ワクワク感じるのは私だけでしょうか。ちなみに今日は、ニャンニャンニャンということで、「猫の日」とも言うそうです。11月1日は「犬の日」だとか。]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/02/2009.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/02/2009.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 22 Feb 2010 17:16:45 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>次世代型の広告ビジネス</title>
         <description><![CDATA[　今週発売の<a href="http://www.sendenkaigi.com/hanbai/magazine/sendenkaigi/index_100215.html">宣伝会議」（2月15日号）</a>にて、次世代型の広告ビジネスについて、「改めて考えるフィー制への移行」というタイトルで、広告会社のビジネスモデルを中心とした視点で、取材を受けた記事が掲載されました。

　広告プラニング業務は、メディア環境、消費者行動、テクノロジーの変化を追いかけ、適切な提案をすべく、日毎に難易度が高まっています。そして、国内消費の減退、少子高齢化の加速の中で、企業の売り上げ維持拡大に対するニーズも高まっています。こうしたニーズに、現在の広告会社は十分に応え切れていないのも現実ではないでしょうか。一方、広告会社の従来の主要ビジネスドメインである広告枠の売買取引のコミッション手数料、競争激化により日毎に収益性が下がっています。

　こうした、八方塞がりともいえる経営課題に直面し、今後の広告会社はどういった収益モデルを構築すべきか？　言葉としては、使い古された「解」ではありますが、今回改めて、高度なプラニング業務に対する適正な対価という意味で「フィー制」の是非について、語ってみました。

　広告会社の経営面でのもう一つ重要な点は、収益力低下に歯止めをかけるために、当たり前のことですが、コスト意識を高め収益管理を強化することです。広告業界以外の方は、どうしてそんな当たり前のことを言うんだと感じられると思いますが、広告業界はこれまでコミッション収入をドメインにしてきたが故に、コスト管理意識の発想が大変脆弱です。これはR&Dや中長期的な投資戦略が、競争力を決定的に左右する業界との大きな違いです。

　しかし、現在広告業界が直面している経営課題の解決には、従来ビジネスモデルからの脱皮が不可欠であり、従来型の経営スタイルからの脱皮が必要です。変革には、しっかりとしたビジョンに基づいたリーダーシップと、変革に対するリーダーのコミットメント、そして変革に果敢に取り組もうという社員の積極的な関与が、不可欠だと思います。　
]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/02/post_96.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/02/post_96.html</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 19 Feb 2010 12:09:46 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>メディア漬け化する米国の子供たち</title>
         <description><![CDATA[　先週20日、<a href="http://www.kff.org/entmedia/">Kaiser Family Foundation</a>が、<a href="http://www.kff.org/entmedia/mh012010pkg.cfm">米国の8－18歳の子供を対象にしたメディア接触行動調査「GENERATION M2」</a>の結果を発表しました。

　本レポートによると、彼らは毎日平均7時間半以上（7:38）何らかのメディアに接触しており、その内の3時間以上は複数のメディアに同時接触、つまりのべ換算で一日10時間45分（10:45）接触しているそうです。これは、2004年の調査結果（一日平均6:21、のべ換算8:33）よりも、大幅に上昇しているようです。つまり、彼らのメディア接触時間は、フルタイムの業務時間を上回っているようです。まさにメディア漬けの生活です。

　大幅に上昇している大きな要因としては、携帯電話やiPodsなどの普及、そしてこれに伴う、オンラインビデオ視聴、SNSサイトへの接触、携帯テキストメールの伸びが、挙げられます。彼らの66％が携帯電話を持ち、76％がiPods等のMP3プレイヤーを所有しています。

　また、TVの容易さも、メディア接触時間の増加を加速しているようです。例えば、64％が食事中にTVをつけている。また45％は、なんとほとんど一日中、留守中も含め、TVをつけっ放しだそうです。そして、71％は自分の部屋にTVを持っており、50％がTVゲーム機を自分の部屋に置いているそうです。こうした状況が、TVを中心としたメディアのマルチ接触状況を加速しているようです。

　一方、メディア接触に関して家庭内で何らかの規制ルールを設けている家庭は、3割にとどまるようです。また、56％が宿題をしている最中に何らかのメディアに接触しているそうです。こうしたメディア漬けの状況が、学校の成績にどのように影響してるかという点では、一日16時間以上（本当かなあと思いますが、、）メディアに接触するヘビーユーザーと、一日3時間以内のライトユーザーと比較すると、Cグレード以下の成績を取る比率は、前者が47％、後者が23％と、相関関係が見られます。

　人種別の違いでは、ヒスパニックの平均が13:00、黒人が12:59、白人が8:36とのことで、人種別で明確な違いがあるようです。

　日本でも同様の調査が色々と発表されていますので、それと比較すると、色々と面白いのではないでしょうか。私が感じることは、「日本は携帯中心で、欧米はPC中心」という仮説は、特に子供たちの世代では、もう全く当てはまらないような感じがします。]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/post_95.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/post_95.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Jan 2010 11:11:08 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>阪神淡路大震災から15年を経て</title>
         <description>　阪神淡路大震災から昨日で15年が経ちました。亡くなった方々には、改めて心よりお悔やみ申し上げます。私にとっては、震災翌日の今日18日が、特別な意味のある日です。

　当時、私は電通の営業局に在籍しており、神戸のクライアントを担当していました。本社オフィスのあった三宮のビルは倒壊し、社長は六甲アイランドに在住のため、橋が封鎖となって島から出られず、経営再開に向けた陣頭指揮がとれないので、島からの脱出に協力してもらいたい旨の依頼が、クライアント社長の携帯電話から、電通に入りました。チャーター機やチャーター船の手配を試みましたが、どうしても手配がつきませんでした。

　その時、漁師の方であれば、きっと手助けしてくれると思い、大阪の漁港に連絡を取り、一升瓶を持って相談に行きました。そうして先輩の方と二人で六甲アイランドに向かったのが、15年前の今日です。上陸すると、一面で激しい液状化現象が起きており、頻繁に余震が続いていました。そして、対岸の神戸市街では、大規模な火災が発生していました。安全上、衛生上の秩序が崩壊した中での強烈な不安、臭い。メディアからは伝わらない、大災害の現実がありました。

　「それは、広告代理店の仕事なのか？」と、これまで何度も色々な人に問われました。その時は、ただ自分にできる解決策があるのかどうかを考えただけでした。私は学生時代ヨット部に所属しており、私の天候変化の判断ミスで遭難しかけた時には、漁師の方に助けてもらいました。そして自然の本当の怖さも、漁師の方から教えてもらいました。きっと漁師の方は手を貸してくれる、その思いで行動しただけでした。自分でも広告営業の仕事かといわれると、首を傾げざるを得ません。しかし、業務として私を送ってくれた電通の先輩方の懐には、今でも感謝しています。不思議に感じる方もいるかもしれませんが、それが私の率直な気持ちです。

　被災された方々とは比べるべくもありませんが、この震災は、私にとっても非常に特別でショッキングな出来事でした。また振り返ると、日本の社会活動が本格的に芽生えるきっかけとなりました。自発的で大規模な救援のボランティア活動が活発化したことは特に有名ですが、広告会社もマスコミメディアも、広告のオンエアを完全に控え、復旧に向けた正確な情報の伝達に努めました。日本全体が、そして世界各国からの救援隊が、この大惨事打開に向けて取り組みました。一連を契機に、「社会はつながっていて、世界はつながっている。」ということを、感じた方は多いのではないでしょうか。

　先週火曜日に起きたハイチの大震災は、既に死者が7万人を超え、恐らく20万人には達するだろうと言われています。死者数だけでも阪神大震災の既に10倍以上、恐らく30倍以上に達する大災害です。海外のメディアは本震災の報道で連日一杯ですが、日本のメディアの報道は極めて限られおり、私たちに入る情報も非常に限られているように感じます。

　これはメディアの問題なのか？　我々日本人の問題意識の問題なのか？　いずれにせよ、自分にできることは何かあるのか？　自分の社会的責任は何なのか？　考え、行動する、機会だと思います。　

　</description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/15.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/15.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 18 Jan 2010 18:52:35 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>恨みからは何も生まれない</title>
         <description>　少し遅くなりましたが、改めまして新年おめでとうございます。2010年という区切れの良い年となりました。20世紀もはるか昔という感がします。今年に入って、良い言葉に出会いました。

恨みからは何も生まれない

NHK大河ドラマ「龍馬伝」の第一回での龍馬が岩崎弥太郎に語った言葉です。業務以外の理由で毎週同じ時間を拘束されるのがなんとなく嫌なので、私は基本的に連ドラは見ないようにしています。ところが「篤姫」以降の大河ドラマの勢いに押され、最近は見たり見なかったりを繰り返していました。ところが今年に入って、「龍馬が主役の龍馬伝を、あなたが見ないわけには行かないでしょ！」という周りからの圧力に押され、第一回目を見てみました。この言葉、これからの時代、いっそう大切だと思います。

　ところで、今年の年末年始、私はラップトップPCとi-phoneを持って移動していましたが、ほとんどi-phoneで用が済んでしまいました。グーグルからもアンドロイド携帯発売の発表がありました。アップルも別のデバイスを発売間近とのこと。また、ウィンドウズ7は販売好調とのことですが、このOSの真価はこれからだと思います。これから我々の予想を超えるスピードで新ネットワーク・デバイスが登場してくるでしょう。楽しみです。こうしたタッチパネル型デバイスの優れた点は、だれでも直感的に使えるため、ユーザーの垣根が極めて低いということです。幼児から高齢者まで、たいした説明もなく、またキーボード操作を覚える必要もなく、使いこなすことができます。キーボードとスクリーンの組み合わせの従来型PCは、今後は業務ユースと学術ユースに限られた、レガシーのデバイスになるでしょう。

　もうひとつ、i-phoneがPCネットよりも優れている点。それは、まさに「Free」を、より一層具現化している点です。産経新聞も、NYタイムズも、乗り換え案内も、CBSイブニングニュースもみんなタダ。しかしながら、私はこのどれもPCインターネットでは必ずしも頻繁にアクセスしてこなかった媒体です。むしろ違う媒体やサイトにアクセスしていました。それがいまや毎日べったりです。こうした固定ユーザーをある程度の規模以上に獲得した媒体だけが、今後生き残っていくのではないでしょうか。

「でも、タダじゃあ、ビジネスにならないじゃないか！」と、お考えの方へ。

　「Free」ではほんの数パーセントの顧客がお金を払ってくれれば、流通コストがほとんど付加的にかからない状況下では、十分にビジネスが成立すると紹介されています。これには正直私も、少しピンと来たようで、来なかったようでしたが、ユーザーとして、高品質でしかもタダの情報に日々接してみて、なんとなく感じる変化があります。それはこうした情報やメディアに対して、どちらかというと「感謝の気持ち」、少なくとも「好感」のような気分を抱くことです。そうなれば、情報一つ一つを丁寧に読んだり見たりしますし、そのメディア・ブランドに対する愛着もわきます。不思議と、そうしたメディア上の広告に対しても、ほかの媒体に掲載されている広告に比べれば、格段の愛着を持った上で、接しているように感じます。また、近い将来、こうして毎日タダでお世話になっている媒体に対して、何らかのお金を払うことも十分ありうると、自分自身感じます。それは必ずしも、購読料という直接的なものではなく、もしかしたら良い記事を引き続き見たいという応援の意味を込めた、「寄付」とか「チャリティ」という形かもしれませんし、お世話になって信頼の置ける媒体が紹介する商品やサービスの「オンライン購買」という形かもしれません。また、直接自分の「お金」を払うのではなく、先ほど述べた通り、媒体上の広告に対する、より積極的で広告主にとって意味のある「行動」かもしれません。
</description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/post_94.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2010/01/post_94.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 07 Jan 2010 18:58:22 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>COP15が終了して</title>
         <description><![CDATA[　先週末、第15回国連気候変動枠組み条約締約国会議（COP15）が終了しました。今回の会議では、「コペンハーゲン合意：Copenhagen Accord」という、拘束力のない宣言が、不完全な形で示されるに止まり、残念ながら、地球温暖化打開に向けて、意味のある国際的な合意に至ることはできませんでした。この結果を踏まえて、我々が認識しなければならないことは、今回の会議が国際的合意に向かうどころか、会議が進行するにつれて、先進国、新興国、発展途上国それぞれの立場の違いが、致命的なほど明確になったということです。

　日本人として残念なことは、グリーン・フレンドリーな民主党政権に変わり、CO2を1990年比で25%削減するという、他国との比較では大胆な目標を掲げるとともに、「鳩山イニシアチブ」と呼ばれる、これもまた大胆な発展途上国支援を打ち出したにもかかわらず、CO2の大量排出国である米国、中国に対して、枠組み参加へのプレッシャーを与えたようには見えず、また発展途上国からの歩み寄りを引き出すこともなかったように感じることです。今回の交渉で、日本の顔は見えませんでした。

　マスコミで報道された内容は、概ね以上のようなものでした。しかしながら、気候変動問題は、我々が抱える他の課題と比較して、その影響度が、スケール的にも時間的にも甚大であるため、従来のメディア報道が触れない部分について、我々は充分に配慮していく必要があると思います。今回は、メディア・ジャーナリズム論を深く掘り下げることは避けますが、ひとつだけ認識しておかなければならないことは、マスメディアというものは、世の中の出来事を、しかるべきフレームワークに基づいて、尚且つしかるべき目的に基づいて、報道しているということです。すなわち、多くの場合、大衆が迎合しやすかったり、大衆が何らかのストレス発散ができたりする方向で、記事や番組が編成されているということです。そうしなければ、視聴者や読者の共感を得られず、存在意義を失ってしまうからです。

　それでは、今回のCOP15の不調を踏まえ、我々人類が認識しておかなければならないこととは。「コペンハーゲン合意」でも再確認されましたが、世界の気温上昇を、産業革命以前の水準から、2度以内に抑えること。私は今、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%89%AF%E4%B8%80">山本良一氏</a>の<a href="http://www.amazon.co.jp/%E6%AE%8B%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E6%99%82%E9%96%93-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E8%89%AF%E4%B8%80/dp/4478012253/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1261559301&sr=8-1">「残された時間　2℃ Point of No Return」</a>を読んでいますが、本書によると、今すぐに世界規模で大胆な対策を採らない限り、このポイントを超えてしまう可能性が高いとのことです。そしていったんこのポイントを超えてしまうと、地球環境は人間がコントロールできる範囲を超えてしまう可能性が高いとのことです。その時期は、遠い先ではなく、今から20年後当たりが想定されるそうです。問題は、その時、何がおきるのか？　島嶼国やアフリカから温暖化による飢餓難民が大量に発生し、民族の移動が起こったり、食糧不足、水不足による世界的な争奪戦がはじまったりする可能性があります。そういった視点で日本の現状、例えば食料自給率の低さ、安全保障に対する危機感の欠如、こういったものを鑑みると、日本はどうすべきか？　どんな自衛手段があるのか？　気持ちの良い話ではありませんが、我々の思考の範囲内に留めておくべき重要課題だと思います。

　もうひとつ重要な課題は、気候変動という危機に対応していくためには、一国が一票を持ち、基本的に全会一致を原則とする国連の枠組みによる合意形成には、限界があるのではないかということです。ポスト京都議定書の国際的な枠組みの議論は、来年のCOP16での締結を目指して、今後も進められると思いますし、建設的で速やかな議論が行なわれることを引き続き、期待しますが、COP15の現実を踏まえると、過度な期待は禁物にも感じます。それでは、どんな手段があるのか？　この点については、<a href="http://www.nytimes.com/2009/12/20/opinion/20friedman.html">トーマス・フリードマン氏が、ニューヨークタイムズに興味深い問題提起</a>をしています。地球温暖化に迅速に対応するには、国際合意による法的な拘束ではなく、市場経済を活用した競争の方が有効であると主張しています。つまり温暖化対策を、経済成長戦略に如何に転換できるか？　それを上手にやることが出来る国が、経済的に勝ち残れ、また温暖化緩和に貢献できるとの主張です。グリーン・ニューディールと言うものが、これに該当するのではないかと思います。これには、環境税の導入、クリーンエネルギーの買取制度の強化等、様々な促進政策が重要です。]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/cop15.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/cop15.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 23 Dec 2009 18:06:04 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>OUR CHOICE 「私たちの選択」</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E-Gore-OUR-CHOICE-%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE18%E7%AB%A0/dp/4270005513/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1261038646&sr=8-1"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="our choice.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/our%20choice.jpg" width="240" height="240" class="mt-image-none" style="" /></span></a>

　本日、アルゴア氏の「不都合な真実」の続編となる「Our Choice」の日本語版、<a href="http://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E9%81%B8%E6%8A%9E-Gore-OUR-CHOICE-%E6%B8%A9%E6%9A%96%E5%8C%96%E3%82%92%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE18%E7%AB%A0/dp/4270005513/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1261038646&sr=8-1">「私たちの選択」</a>が発売となりました。米国での発刊が11月初めで、ちょうど私が米国出張の最中でした。各書店で、平積みになっていました。今回の日本語版は、オリジナル発売から、たった一ヶ月でのスピード発刊となりました。翻訳は、「不都合な真実」に続いて、<a href="http://www.es-inc.jp/">環境ジャーナリストの枝廣淳子</a>さんです。

　本出版に先駆け、先日、枝廣さんをお招きして、電通グループ各社を対象に、本書の内容ならびにCOP15の動向について、勉強会を開催しました。かなり内容盛り沢山の厚い書籍ですが、スーパーグリッド、地熱発電、太陽光といった、気候変動に対応する最新の解決策と課題、そしてアルゴア氏の哲学が、包括的に盛り込まれています。日本語版は、オリジナル版の完全訳になっています。本書は、地球温暖化問題に関する当面のバイブルになると感じました。
　
　広告業界に関連し、我々にとって耳の痛いコメントもありました。人間と言うものは、共通の価値観に基づいて長期的な目標設定をし、数十年、数世代、場合によっては数世紀にもわたって、その目標を熱心に追求し続けることが出来るそうです。こうした熱意を発揮できるのは、脳科学によると、前頭前皮質の背外側前頭前皮という部分のお陰だそうです。ただしこの能力は、過度のストレス、不安、気をそらすものがあると、疲弊して弱まってしまうそうです。昨今の情報革命以降、我々は以前とは比べ物にならないほどの情報、そしてストレスにさらされています。こうしたストレスに油を注いでいるのは、まさに我々広告業界だそうです。

　確かに広告の役割は、消費者の欲望に火をつけることですから、否定のしようがありませんが、過度の欲望は今後持続不可能であることも事実であり、広告の役割も今後変わっていく必要があるのではないかと感じます。重いテーマではありますが、今後人類にとって持続可能な地球を維持するために、広告の新しい役割が問われています。

　

　]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/our_choice.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/our_choice.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 17 Dec 2009 17:32:24 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>世界56の新聞紙が、気候変動に関する論説記事をトップ面掲載</title>
         <description><![CDATA[　先週７日から、コペンハーゲンで国連の気候変動に関する国際会議（COP15）が開催されています。この会議は、後世、人類の近代史上最も重要な意味をもった国際会議と位置付けられるだろうと思います。国際間交渉だけに止まらず、各方面でも様々な活動が活発になってきました。

　日本ではあまり報道されませんでしたが、<a href="http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2009/dec/06/copenhagen-editorial">本会議開催にあたり、世界の56の新聞紙が共同で、気候変動問題の重要性について、共通の論説記事を12月7日に各紙のトップ面で掲載しました。</a>英国のザ・ガーディアンやフランスのル・モンドといった各国を代表する新聞紙、そして中国やアフリカの新聞紙も多数参加しましたが、どうしたわけか、日本の新聞紙はどこも参加しませんでした。アメリカも地方紙中心で全国紙の参加はありませんでしたが、日本からの参加がゼロというのは、何ともさびしいというか、残念というか。COP15に関連する報道も、それほど活発でないようで、現在の日本の世界視点での問題意識の欠如を感じざるを得ません。
　
　広告業界での興味深い動きとしては、ピュブリシスが、広告の「<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5">グリーンウォッシュ</a>」をグループを挙げて禁止していくとのプレス発表を行いました。

　来週半ばからは、各国の首脳が集まり、最終的な詰めの議論に入ります。世界視点でどこまでの合意に至るか。我々と我々の次の世代の将来が、懸かっています。

　]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/56.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/12/56.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 12 Dec 2009 22:20:25 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>FREEMIUM HACKS!</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC~%E3%80%88%E7%84%A1%E6%96%99%E3%80%89%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%8A%E9%87%91%E3%82%92%E7%94%9F%E3%81%BF%E3%81%A0%E3%81%99%E6%96%B0%E6%88%A6%E7%95%A5-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%B3/dp/4140814047/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1258897768&sr=8-1"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Free.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/Free.jpg" width="240" height="240" class="mt-image-none" style="" /></span></a>

　先週金曜日に、クリス・アンダーソンの新著「Free - 無料からお金を生みだす新戦略」発刊を記念したイベント「FREEMIUM HACKS! (フリーミアムを攻略せよ)」に参加してきました。クリス・アンダーソン氏は「Wired」誌の編集長を長年務め、同誌を数々の雑誌賞受賞に導いてきました。2006年にはEコマースの特性を端的に表して、世界中でベストセラーとなった「The Long Tail」の著者として、皆さんもよくご存じだと思います。

　ロングテール理論によると、デジタルの流通システムでは、テクノロジーの発展により、流通コストが限りなくゼロになったため、流通させるものに価値があるかどうかいちいち判断する必要がなくなりました。同時に、ウェブはだれでも参加が自由なシステムであるため、そこに人類の知恵と経験がかつてないほど蓄積された。こうした状況を活用して急成長を遂げたのが、いうまでもなく、グーグルであり、ウィキペディアであり、フェースブックであり、アマゾンです。著者によると、こうした無料化の波は止まることはなく、逆らうのではなく、「無料」を活用しつつ利益を上げる手段を考えることが得策だろうと述べています。本書では、ネット社会において、無料化することによって成功を遂げているビジネスモデルとその法則について幅広く取り上げられています。

　本イベントでも、書籍発売に先駆けて、11月13日から10,000部限定で無料オンライダウンロードを実施したところ、2日以内で達成してしまったそうです。その後の動向は、アマゾンの予約ランキング1位を獲得し、21日に発売後は、総合ランキング10位、ビジネス書ランキング1位という結果です。

　今後ますます拡大する「無料経済圏」について、様々な示唆に富んだ書籍です。広告関係者、そしてメディア関係者の方が、今後のビジネスモデルを検討していく上で、必読です。]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/freemium_hacks.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/freemium_hacks.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sun, 22 Nov 2009 22:42:12 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>社長退任挨拶</title>
         <description><![CDATA[　本日の取締役会をもって、社長を退任しました。２００１年４月の創業から８年８ヶ月間、皆様には本当にお世話になりました。取締役会の後、社員の皆に挨拶している時、改めて感謝の気持ちが深まりました。社長というものは、長く務めると、腐敗しやすいポジションだと思います。８年８ヶ月務めて、そう感じます。こうして、ブログでも皆さんに退任のご挨拶が出来るのは、常に、日に影に、皆様から叱咤激励があったからだと、感じます。

<a href="http://www.dentsu-razorfish.com/pdf/20091118_ja.pdf"><strong>社長交代に関するリリース</strong><big></big></a>

　本日社長に就任した得丸英俊氏は、当社が設立時から大変お世話になっている恩人でもあります。以前、私は彼に「デジパレ・ファーザーズの一人なんだよ」と、お伝えしたことがあります。当社の事業計画を作成して創業に向けて準備に入った時、電通で最初に相談した相手が、当時電通ドットコムの取締役を兼任していた得丸氏です。これがきっかけとなり、電通テック、富士ゼロックス、電通ドットコム、印刷大手三社のデジタル戦略と軸を重ねる形で、デジタルパレットがスタートしました。創業後も、彼には電通マーチファーストの幹部として、創業期の主力案件となるプロジェクトの機会をいくつも作り、サポートしてくれました。

　得丸氏は、当社の恩人であると共に、電通グループの中で、そして日本の広告界において、デジタルコミュニケーション領域で、間違いなく最も造詣の深い人物の一人です。そんな彼に、今回社長のバトンを渡せることを、大変嬉しく、また誇りに思います。今後は得丸新社長の指導の下、当社は一層力強く発展し、成長していくことと確信しています。私も今後は非常勤取締役として、当社の発展をサポートしていくつもりです。ぜひ皆様には、引き続きご支援頂ければ幸いです。

　明日から私は、電通総研にて、環境立国「日本」の具現化に向けて、取り組んでいこうと思います。日本を、このまま内向きで沈み往く国にさせない。次の世代にとって魅力のある国に、そして世界の持続的発展にとって意義のある国にしていくために、何らかのトライができればと考えています。本ブログも、相応しいトピックがある限り、続けます。引き続き、よろしくお願い致します。

　創業からこれまで、本当にありがとうございました。


　]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_93.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_93.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 18 Nov 2009 23:36:28 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>WPP マーチン・ソレルCEOのAd:Tech講演について</title>
         <description><![CDATA[<a href="http://www.ad-tech.com/ny/adtech_new_york_speakers.aspx?Spkid=2308"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/martinsorrel.jpg" width="470" height="293" class="mt-image-none" style="" /></span></a>

　先日Ad:Techニューヨークでのキーノートスピーチで、WPPのマーチン・ソレルCEOが、2010年の広告業界の展望について、"2010 - What's Coming Down the Line?"というタイトルで講演を行いました。ちょうどニューヨーク出張中だったので、直接聞くことができました。ソレル氏はしばしば同様のタイトルで講演を行っているそうで、「いつもの話だったね」との評判も多々聞きました。しかしながら私は初めて直接彼の話を聞いたので、世界市場を視野に入れてダイナミックに話す彼の説明に、強い印象を受けました。ここに彼のスピーチの概要をご紹介しようと思います。

１．今後は中国をはじめとした新興市場が重要となる。例えば、中国の携帯電話のユーザーは5億人だけれども、今後さらに7億人増える市場余地がある。

２．インターネットをはじめとしたニューメディアの大きな伸びも予測できる。現在消費者のメディア接触時間の中で、オンラインメディアの占める割合は25-28％だけれども、オンライン広告市場シェアは13-17％に過ぎない。今年は、物心付いた時からインターネットに親しんできた純粋ウェブ世代（Pure Web People）が初めて大学に入学した年になった。

３．昨年の金融危機以降、クライアントは徹底的にコストにこだわるようになり、広告予算を大段に削減するようになってしまった。従って、広告ビジネスで利益を出すことが極めて難しくなってきた。これ程までにクライアントがコスト削減に取り組んでいる姿は、私の広告人生においていまだかつて経験したことがないレベルだ。世界は全く変わってしまった。現在利益を出しているのは、グーグルやアマゾンなど、世界的にもほんのわずかのプレイヤーに限られてきてしまっている。

こうした環境変化の中で、広告会社は３つの対応が必要だ。
１．欧米市場からアジア市場への戦略シフト
２．市場急減によるオーバーキャパシティへの対応、すなわち大胆なコスト削減の実行
３．変化を拒み、従来メディアをクライアントに売り続けようとする高齢化するマネジメント層の刷新

こうした中でWPPは、次の３分野を強化している。
１．Emerging Markets（中国、インド、ブラジル、インドネシア等）
２．Digital Media（グーグルは、より親しみのあるFrenemyとなってきた）
＊Frenemyとは、Friend（友人）とEnemy（敵）の2語の造語。ソレル氏は、かつてから「googleは、広告会社にとって、脅威的な敵であるとともに、広告媒体としては仲間でもあり得る」と言っていました。
３．Consumer Insights（メディア出稿の効果を明確化するデータ分析サービス）

そして、これからの時代のCEOの最重要課題としては、下記が挙げられる。
１．ニューメディアを効果的に活用して、従業員と効果的なコミュニケーションが取れるか？
２．CSR（企業の社会的責任）を軽視するCEOにチャンスはない。CSRは慈善事業ではなく、長期的にブランドを構築するための重要な事業活動である。

こうした課題の解決のためには、イノベーションとブランディングの視点が重要だ。
WPPは、テクノロジーが今後中核となると考えている。そして従来の狭い領域のクリエーティブを信じない。今後は、より広い領域でのクリエーティビティが必要だと考えている。

このまま行くと、雑誌、新聞といったメディアの収益力は、インターネットの普及により、ますます落ち込んでいくだろう。そうした中で、ニューズ・コーポレーションのルパード・マードック氏の考え方、つまり消費者が金を出しても見たいと思うコンテンツを有料で提供するという戦略、には賛同する。本当にニーズのあるコンテンツを提供できるメディア企業のみが生き残ることになるだろう。

世界経済は、若干悪化傾向に歯止めがかかってきているように感じる。今後は各々の市場でLUV型に回復に向かうだろう。欧州はまだまだ回復には遠く、L字型となる。米国は充分に潜在力があり、徐々に回復に向かうU字型の回復。そして中国、ブラジルといった市場は、V字型の回復基調となろう。中国の持続的な成長に疑問符を抱く人もいるようだが、私は全くそう思わない。上海の現在の発展をみると、上海は将来アジアのマンハッタンになるだろう。

　私の走り書きのメモを元にしていますので、数字等若干間違いがあるかと思いますが、彼の指摘の概要は以上のようなものでした。当然のことながら、日本の位置づけは、アジアではなく、欧州か米国的なものでした。そして残念な点は、日本市場については、個別にはほぼ全く取り上げられませんでした。これは彼の講演からだけではなく、日本経済がグローバルな視界から消えつつあるのを、最近感じることが多々あります。忌々しきことですし、奮起が必要です。

　9月のアドテック東京で、私は「次世代広告会社への脱皮」というタイトルでパネルディスカッションを持ちました。その際の議論をまとめたものが、iMedia Connectionに掲載されましたので、こちらもご参照頂ければ幸いです。
<a href="http://www.imediaconnection.com/content/24925.asp">http://www.imediaconnection.com/content/24925.asp</a>

<a href="http://www.imediaconnection.com/content/24925.asp"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="450_Four_changes.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/450_Four_changes.jpg" width="448" height="296" class="mt-image-none" style="" /></span></a>

　]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/wpp_ceoadtech.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/wpp_ceoadtech.html</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 16 Nov 2009 23:40:43 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>A Seat at the Table V</title>
         <description><![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="seatatthetable.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/seatatthetable.jpg" width="470" height="365" class="mt-image-none" style="" /></span>

　先週シカゴで行なった、第５回レイザーフィッシュ経営戦略会議「A Seat at the Table」について触れようと思います。今回は、ボブ・ロードCEOが就任して初めての開催であると共に、ピュブリシスによる買収後初となる経営戦略会議でした。ボブ・ロードCEOからは、ピュブリシス・グループに入ること、具体的にはその傘下のVivakiグループになることの意義、メリットについて、そして今後のポジショニング戦略について、説明がありました。ポジショニングについては、非常に明確な指針があったので、ご紹介します。

<big><em><big><strong>Razorfish creates experiences that build businesses.</strong><big></big></big><big></big><em></em></em></big>

<strong>レイザーフィッシュはクライアントのビジネス拡大に貢献し得る顧客体験を創造します。</strong>

オンラインメディアを売る会社ではなく、ウェブサイトを制作する会社でもなく、そしてテクノロジーサービスや分析サービスを提供する会社でもなく、ビジネスに直結する顧客体験を創造する会社です。従来のスローガンであった「Invent the digital future」を、より具体的に明確にした形になりました。

　ＳＮＳの普及、アナログメディアの衰退、携帯電話、スマート電話、廉価なモバイルＰＣの普及、そしてサイネージ等の新しいデジタルメディアの出現により、従来とは全く異次元のカスタマー・エクスペリエンスを演出できる環境が整ってきました。そうした環境変化に適切に対応する新しいマーケティング・コミュニケーション会社を目指していきます。

デジタルサイネージを活用した、レイザーフィッシュの最新の取り組みについては、下記サイトを参照下さい。当社テクノロジー部門も、「マイクロソフト・サーフェス」を始め、様々な検証を進めています。
<a href="http://emergingexperiences.com/">http://emergingexperiences.com/</a>

また、デジタル・ブランド・エクスペリエンスの最新動向については、レイザーフィッシュからレポートが発行されました。併せてご参照下さい。
<a href="http://feed.razorfish.com/">FEED: The Razorfish Digital Brand Experience Report 2009</a>

直接ＰＤＦファイルをダウンロードしたい方は、こちらをどうぞ。
<a href="http://feed.razorfish.com/downloads/Razorfish_FEED09.pdf">http://feed.razorfish.com/downloads/Razorfish_FEED09.pdf</a>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="presentation.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/presentation.jpg" width="470" height="300" class="mt-image-none" style="" /></span>

]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/a_seat_at_the_table_v.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/a_seat_at_the_table_v.html</guid>
        
        
         <pubDate>Wed, 11 Nov 2009 12:39:28 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>レイザーフィッシュＮＹオフィス</title>
         <description><![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Razorfish_NY.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/Razorfish_NY.jpg" width="470" height="160" class="mt-image-none" style="" /></span>

　先程、レイザーフィッシュのニューヨーク・オフィスを訪問し、営業、クリエーティブ、ＵＸ、メディア部門の幹部と、近況を交換してきました。特に、昨年の金融危機以降の営業戦略と経営戦略について、意見を交換しました。金融や自動車といったクライアントを多く抱えるニューヨークオフィスは、レイザーフィッシュの中でもいち早くリストラクチャリングに取り組み、オフィスのサイズも４フロアーから３フロアーに縮小していました。組織体制も、よりクライアントニーズに迅速に応えられるように、抜本的に見直したそうです。興味深かったのは、役割毎の組織編成とは別に、ソーシャル・インフルエンス・マーケティングやサイネージ等、戦略上重要なテーマについてタスクフォース的にチームを編成し、その分野の専門家を育成しているそうです。好況で皆が忙しい時には中々手が回らない部分を、将来に向けて戦略的に強化しているようです。

　クライアント開拓も、今後引き続き伸ばせる業種、現状規模を守る業種、今後可能性が見込まれる業種と、業種毎に分別し、それぞれに相応しい戦略的な対応を心がけているとのことでした。ニューヨーク・オフィスは、その立地上、金融、自動車の他に、メディアならびにエンターテイメント業界の構成が非常に高いようです。出版社、新聞社、通信社、テレビ局といったメディアのデジタル化戦略を、数多く手掛けています。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Office_outside.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/Office_outside.jpg" width="470" height="325" class="mt-image-none" style="" /></span>
ニューヨーク・オフィスは、ブロードウェイに面するビルに入っています。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Razorfish_NY_Front.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/Razorfish_NY_Front.jpg" width="470" height="225" class="mt-image-none" style="" /></span>
一昨日のヤンキースのワールドシリーズ優勝を受けて、受付も祝勝気分でした。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ThomsonReuters.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/ThomsonReuters.jpg" width="470" height="262" class="mt-image-none" style="" /></span>
戦略プロジェクトの場合には、スタッフ一同が「War Room」と名付けられたスペースに集まり、集中してプロジェクトに取り組みます。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="NY_Office.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/NY_Office.jpg" width="470" height="282" class="mt-image-none" style="" /></span>
ニューヨーク・オフィス内の風景。

]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_92.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_92.html</guid>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Nov 2009 07:17:40 +0900</pubDate>
      </item>
      
      <item>
         <title>シカゴ、そしてニューヨークへ</title>
         <description><![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="razorfish.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/razorfish.jpg" width="470" height="162" class="mt-image-none" style="" /></span>

　今週月曜日に、レイザーフィッシュのマネジメント会議「A Seat at te Table V」に参加するために、シカゴに来ました。シカゴでは一泊の滞在でしたが、レイザーフィッシュ・シカゴオフィスも訪問することが出来ました。そして米国時間の昨晩（3日深夜）にニューヨークに入り、ちょうど今、アドテックＮＹのマーチン・ソレル氏のキーノートスピーチを聞く機会に恵まれました。45分という短い講演でしたが、世界全体を俯瞰して、広告業界の現状課題と今後の可能性について、非常に明瞭なメッセージでした。長きに渡って広告業界を世界規模で捕らえ、世界最大スケールのエージェンシーグループを構築した人物だからこそ言える、示唆に富んだ説得力のある内容でした。久しぶりに興奮しました。この件は、追ってまたご報告しようと思います。

　レイザーフィッシュのシカゴオフィスは、倉庫を改装したビルにあります。場所的には、ちょうどニューヨークのトライベッカのような所で、クリエーティブ系の企業の多い場所です。ハロウィーンから日が経っていないこともあり、オフィス内にデコレーションらしきものがたくさん残っていました。聞いてみると、部署ごとにデコレーション・コンテストを開催したそうです。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="chicago-office.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/chicago-office.jpg" width="470" height="282" class="mt-image-none" style="" /></span>
レイザーフィッシュ・シカゴオフィス風景。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="razorfish-in-water-tank.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/razorfish-in-water-tank.jpg" width="470" height="353" class="mt-image-none" style="" /></span>
シカゴオフィスには、こんなレイザーフィッシュが、、、。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wall.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/wall.jpg" width="470" height="321" class="mt-image-none" style="" /></span>
壁が落書きスペースになっていました。時々、塗り直すそうです。

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Halloween.jpg" src="http://www.dentsu-razorfish.com/reo/Halloween.jpg" width="470" height="338" class="mt-image-none" style="" /></span>
ビルのホールのハロウィーン・デコレーション。



]]></description>
         <link>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_91.html</link>
         <guid>http://www.dentsu-razorfish.com/reo/2009/11/post_91.html</guid>
        
        
         <pubDate>Thu, 05 Nov 2009 03:26:09 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
