持続可能な地球環境を実現するためには
2010年3月31日

気候変動等の環境問題に対する関心の高まりに伴い、地球のサステナビリティ、人類のサステナビリティ、そして企業のサステナビリティに対する議論が盛んになってきました。しかし、実際のところこのテーマは、十分に理解するには、大きすぎて、しかも複雑すぎるがゆえに、どこから手をつけて行けばいいのか分からないというの多くの人の実感ではないでしょうか?
「2025年 あなたの欲望が地球を滅ぼす」は、そうしたモヤモヤとした疑問について、大変わかりやすく、しかも広汎に説明をしてくれている良書です。綿、大豆、海老、そしてハンバーガーにマーガリン。我々が日常生活でこうした産物を手頃な価格を享受してきた背景にある、地球環境そして地域住民が負った壊滅的破壊。
著者は、現在の日本人はあまりにも世の中の現実を知らなすぎる「Untaught people」だと言っています。地球を人類が住み続けられる環境に維持していくためには、現実問題の核心を理解し、改善のために、そして自分自身の存続のために、行動を起こすことだと訴えています。それは決して大それたことではなく、例えば毎日の買い物を通じて、どのような商品を買うのかを考えることです。つまり、どのような企業の商品を選ぶのかを通じて、世界的な大企業の戦略を左右することさえできます。一つひとつの買い物は、企業に対する「投票」であり、こうした日々の生活を通じて、私たちが地球環境の危機を回避することが可能になると訴えています。生活と経済を、地球環境と調和させ、持続させるためのヒントがここにあると思います。
私にとって、地球に住む一生物として、自分自身のために、現実を知り、行動を変えるための入門書となりました。