恨みからは何も生まれない
少し遅くなりましたが、改めまして新年おめでとうございます。2010年という区切れの良い年となりました。20世紀もはるか昔という感がします。今年に入って、良い言葉に出会いました。
恨みからは何も生まれない
NHK大河ドラマ「龍馬伝」の第一回での龍馬が岩崎弥太郎に語った言葉です。業務以外の理由で毎週同じ時間を拘束されるのがなんとなく嫌なので、私は基本的に連ドラは見ないようにしています。ところが「篤姫」以降の大河ドラマの勢いに押され、最近は見たり見なかったりを繰り返していました。ところが今年に入って、「龍馬が主役の龍馬伝を、あなたが見ないわけには行かないでしょ!」という周りからの圧力に押され、第一回目を見てみました。この言葉、これからの時代、いっそう大切だと思います。
ところで、今年の年末年始、私はラップトップPCとi-phoneを持って移動していましたが、ほとんどi-phoneで用が済んでしまいました。グーグルからもアンドロイド携帯発売の発表がありました。アップルも別のデバイスを発売間近とのこと。また、ウィンドウズ7は販売好調とのことですが、このOSの真価はこれからだと思います。これから我々の予想を超えるスピードで新ネットワーク・デバイスが登場してくるでしょう。楽しみです。こうしたタッチパネル型デバイスの優れた点は、だれでも直感的に使えるため、ユーザーの垣根が極めて低いということです。幼児から高齢者まで、たいした説明もなく、またキーボード操作を覚える必要もなく、使いこなすことができます。キーボードとスクリーンの組み合わせの従来型PCは、今後は業務ユースと学術ユースに限られた、レガシーのデバイスになるでしょう。
もうひとつ、i-phoneがPCネットよりも優れている点。それは、まさに「Free」を、より一層具現化している点です。産経新聞も、NYタイムズも、乗り換え案内も、CBSイブニングニュースもみんなタダ。しかしながら、私はこのどれもPCインターネットでは必ずしも頻繁にアクセスしてこなかった媒体です。むしろ違う媒体やサイトにアクセスしていました。それがいまや毎日べったりです。こうした固定ユーザーをある程度の規模以上に獲得した媒体だけが、今後生き残っていくのではないでしょうか。
「でも、タダじゃあ、ビジネスにならないじゃないか!」と、お考えの方へ。
「Free」ではほんの数パーセントの顧客がお金を払ってくれれば、流通コストがほとんど付加的にかからない状況下では、十分にビジネスが成立すると紹介されています。これには正直私も、少しピンと来たようで、来なかったようでしたが、ユーザーとして、高品質でしかもタダの情報に日々接してみて、なんとなく感じる変化があります。それはこうした情報やメディアに対して、どちらかというと「感謝の気持ち」、少なくとも「好感」のような気分を抱くことです。そうなれば、情報一つ一つを丁寧に読んだり見たりしますし、そのメディア・ブランドに対する愛着もわきます。不思議と、そうしたメディア上の広告に対しても、ほかの媒体に掲載されている広告に比べれば、格段の愛着を持った上で、接しているように感じます。また、近い将来、こうして毎日タダでお世話になっている媒体に対して、何らかのお金を払うことも十分ありうると、自分自身感じます。それは必ずしも、購読料という直接的なものではなく、もしかしたら良い記事を引き続き見たいという応援の意味を込めた、「寄付」とか「チャリティ」という形かもしれませんし、お世話になって信頼の置ける媒体が紹介する商品やサービスの「オンライン購買」という形かもしれません。また、直接自分の「お金」を払うのではなく、先ほど述べた通り、媒体上の広告に対する、より積極的で広告主にとって意味のある「行動」かもしれません。