ピュブリシスによるレイザーフィッシュ買収発表について

2009年8月19日

 もうご存知の方も多いかと思いますが、ピュブリシスがマイクロソフトから5.3億ドルでレイザーフィッシュを買収する旨の発表が、8月9日付けでされました。
http://www.publicisgroupe.com/site/media/08-09-09_Razorfish_ENG.pdf
年末までには買収手続きを完了し、レイザーフィッシュはピュブリシス・グループの中で、デジタルサービス、メディア、そしてテクノロジー領域を担うVivaKi(http://www.vivaki.com/)の傘下に入ります。VivaKiは日本ではあまり知られていませんが、傘下には大手メディアエージェンシーであるスターコム・メディアベスト、大手インタラクティブエージェンシーのデジタスを抱え、ピュブリシス・グループにとって、戦略上大変重要で、なおかつ最も先端的なユニットです。

 レイザーフィッシュ・ブランドに関して言うと、2002年のaQuantiveによる買収とAvenue Aとの合併、2007年のマイクロソフトによる買収に続き、過去7年間で3回目のオーナーチェンジになります。ただし、今回のオーナーチェンジは一時的なものではなく、かなり長期的で安定的なものになると思います。

 ちなみに、本買収に伴って、当社の従来のサービス提供、クライアントとの関係には、全く変更はありません。

 なお、電通は、ピュブリシスの15%を所有する最大株主であり、日本でのビーコン・コミュニケーションズ設立等、世界で様々な提携関係を構築しています。実は、私は電通の国際本部時代、レオ・バネット日本とダーシー・マシウス・ベントン・ボールズ日本を合併し、電通資本を入れ、合弁会社ビーコン・コミュニケーションズの設立業務を担当しました。また、スターコム・ジャパン設立と電通とのメディアビジネスの連携体制の構築にも、少なからず関わりました。その後、当社を創業し、2年半前にレイザーフィッシュと資本業務提携を締結し、現在に至りますが、そのレイザーフィッシュが今回ピュブリシスの傘下に入るとのこと。この度の発表は、世界がどんどん狭くなっているような、不思議な縁を感じます。 

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2009年8月19日 18:13 |パーマリンク