レイザーフィッシュ・トップ人事のお知らせ
先週レイザーフィッシュは、現在米国東部のプレジデントであるボブ・ロード氏を、グローバルCEOに昇格する人事を発表しました。これまでのグローバルCEOであったクラーク・コキッチ氏は、新設の会長職に就任します。
ロード氏は、ハーバードビジネススクールの出身で、アベニューAに合併される前のレイザーフィッシュに2000年に参画しました。そして、2004年から米国東部地区プレジデントを務めていました。今後は、グローバルネットワーク全体を統括することになります。ビジネススクール在籍時には、日本にも来たことがあるそうです。
一方、コキッチ氏は今後、社の戦略立案、主要クライアント対応、そして企業PRの顔としての役割を担うことになります。
レイザーフィッシュの本社はシアトルですが、ロード氏は引き続きニューヨークをベースにするそうです。従って、会長とCFOはシアトル、グローバルCEOはニューヨークということになります。日本的に考えると、運営が難しいように感じると思います。しかしながら、2年間レイザーフィッシュのグローバルネットワークの一員として、ネットワークが拡大していく様子を共有していると、不思議なことにあまり違和感を感じません。
ほんの3年前に、グローバルネットワークの構築に取り掛かったレイザーフィッシュですが、今年度の米国外のグローバル部門の売上構成比は、1/3に上る見込みです。
http://www.adweek.com/aw/content_display/news/agency/e3i47013cc613835ebc10f13c7858fa9b18
レイザーフィッシュ・クライアントサミット2009


今週は、年に一度のレイザーフィッシュ・クライアントサミットに参加するために、ラスベガスに来ました。今年のサミットは、世界的な景気後退を受けて、参加者は、昨年の1,200人から500人と、半数以下になりました。ラスベガスも空いていると聞いていましたが、今週に関しては飛行機も満席で、人も結構たくさんいるように感じました。
今年は、ソーシャル・インフルエンス・マーケティング(Social Influence Marketing)に関する話題に集中したように感じます。どのケーススタディでも多かれ少なかれ、Facebook、Twitter、YouTube、googleを活用していました。
本サミットでも実験をしてみようということで、サミット開催時には存在しなかった「razorfunfish」という言葉を、一晩でどれだけ存在感を高められるかということで、参加者が各々「razorfunfish」をブログやTwitterで語ろうという取り組みをしました。
結果は、ぜひgoogleやMSNで「razorfunfish」を検索してみてください。たった一晩で、オフィシャルサイトが立ち上がっていたり、YouTubeに映像が投稿されていたり、なぜかSEMで「razorfunfish」を買っている人まで現れていました。
Social Influence Marketingと一言で言っても、昨年はMySpaceの活用事例が多かったようですが、今年は一変してFacebookでしたし、Twitterの盛り上がりはすさまじいものがあるようです。モバイルでの投稿も非常に盛んで、消費者行動については日本との差も、あまりなくなってきたように感じます。(ただし、公衆でも平気で大声で話しをするのは、違和感を感じますが、、、思い起こせば、日本でもすこし前まではそうでしたが、、)
今回のサミットでは、オーストラリア拠点のAmnesia Razorfishの創業者の一人であるイアン・マクドナルド氏がMCを務めました。彼は、Social Influence Marketingの大家で、今回のサーチエンジンの実験も彼ならではの演出でした。また、MCハマーとTwitterで会話をしようという試みもしたところ、無事、MCハマーからサミット宛に返事が来ました。
バージン航空アメリカの説明でも、売上を延ばすために、従来のマーケティング手法ではなく、顧客とのエンゲージメントに活動資源を特化している、との話しでした。
かつてピーター・ドラッカー氏は、「The purpose of a business is to create a customer.」と言ったそうです。
しかしながら、レイザーフィッシュでSocial Influence Marketingの責任者を務めるシブ・シン氏によると、「The purpose of a business is to create a customer who creates customers.」になるだろうとのこと。 なるほど。