Windows Live Platform

2008年6月9日

 今日はマイクロソフト社のWindows Live プラットフォームのテクニカルトレーニングに参加しました。開発者向けのプログラムのため、私にはレベル的にかなりタフな内容でしたが、直感的に、初めて会計のクラスを受講した時に感じたように、今後のビジネス上、必須の領域だと感じました。

 Windows Live プラットフォームを活用すると、かなり本格的な、というか、最先端のコミュニティや情報ポータル、そして企業イントラが構築できます。構築費も期間も、安価で短納期が可能です。特に企業経営上の大きなメリットは、運用費やライセンス費が基本的にかからないことです。当面は、情報セキュリティ面、Windows Live ユーザーとノンユーザーとのエクスペリエンスの差異など、課題もあります。また、こうしたサービスを的確に活用するためには、ユーザーサイドも一定レベル以上のITリテラシーが必要です。しかし、こうした課題を考慮しても、うまく活用すれば、ビジネスサイドも、ユーザーサイドも、大きなメリットを享受することになるでしょう。デジタルデバイドが一層加速することが予想されます。

 それでは、一体どうしてこうしたハイレベルのサービスを、マイクロソフトやグーグルといった企業は、提供するのでしょうか? 言うまでもなく、広告ビジネスを一層強化するためです。今後の広告ビジネスにテクノロジーの活用が不可欠と言われる所以です。言い換えれば、今後は消費者行動を正確に捕捉すればする程、広告利益を享受することができると言われる所以です。

 話が少し逸れますが、グーグルでは、営業会議というものはなく、その代りに品質会議というものがあると聞きました。消費者行動の捕捉品質を高めれば高める程、広告効果が上がるので、それに伴って売上げも利益もついてくるという考え方です。従って、業績を伸ばすためには、営業会議ではなくて、品質会議なのだと。

 広告ビジネスの視点から、こうしたWeb2.0的なサービスの普及を再考してみると、メディアという概念が大きく変わりつつあることに気付きます。従来の広告人にとって、メディアとは、テレビであり、新聞であり、インターネット領域ではヤフーといったポータルサイトを意味していました。いかにたくさんの人が集まる場所であるかが、メディア(媒体)という概念でした。つまり、メディアとはマスメディアを意味していました。

 しかし、ネットワーク社会では、消費者一人ひとりの嗜好に合わせて、情報が処理されるので、従来のハブのようなマスメディアは存在し得ません。従って、広告ビジネス上の肝は、場所取りからデータ捕捉力に移ります。これが、従来の広告人には一番理解し難い部分ではないかと思います。そんなことを考えさせてくれるプログラムでした。

投稿者: Reo Watanabe 日時: 2008年6月9日 21:25 |パーマリンク